雙ヶ岡(双ヶ丘) の “桜の小径”

京あれこれ

双岡病院側から見た雙ヶ岡の桜

 3月末頃、雙ヶ岡 (ならびがおか) の周山街道沿い (京都双岡病院の東側) は、何本もの生い茂った桜がいっせいに満開となり、まるで「桜のトンネル」の風情。風が吹けばハラハラと桜吹雪が舞う。
 そんな雙ヶ岡の東麓に設けられている遊歩道「つれづれの道も桜がきれいだ。雙ヶ岡の麓で晩年を過ごしたとされる兼好法師の『徒然草』に因んで名付けられた「つれづれの道」には、北側の「こもれびのひろば」と南側の「はなみのひろば」がある。

「こもれびのひろば」

 京福電鉄「御室駅」の南に位置する「きたのひろば」は、鬱蒼とした樹林が広がり木陰は苔むしている。椿の木が多く、春には紅い花が一斉に咲き、そして散り椿となる。南へ進むと明るく開けた「こもれびのひろば」に出る。ここには芝生が植えられ、春には梅、椿そして桜が順々に開花する。連翹などの花もあり、ベンチで楽しそうに語り合うご近所さん達や元気に走り回る子供達の姿を見ているとなんともゆったりとした気分になる。

 

「はなみのひろば」へ向かう道
「はなみのひろば」の枝垂桜

 「こもれびのひろば」から双ヶ丘中学校の西側を通ってさらに進むと、桜並木が待っている。満開を過ぎると散策路は舞い散る桜でピンクに染まってなかなかの風情。「はなみのひろば」には、染井吉野だけでなく枝垂桜などの別の桜も植えられているので、比較的長い期間桜を楽しむことができそう。

 

 「はなみのひろば」を過ぎると道は「みなみのひろば」へ続き、周山街道に突き当たる。

  そして歩道は桜色 … 。身近にもこんなに豊な自然があるって幸せ。

<参考資料>
・ 京都歴史散策マップ 3 太秦 双ヶ岡コース (京都市埋蔵文化財研究所)
・ 京都市情報館 観光・文化・産業 「名勝 雙ヶ岡」 (京都市文化市民局文化芸術都市推進室文化財保護課)