京都の「お地蔵さん」2020年12月9日京あれこれ京都の町を歩いていると本当にあちらこちらで「お地蔵さん」を見かける。町内におひとり、そんな感じ。数ある菩薩の中でも特に日本人には馴染みの仏様であることがよくわかる。 京都では平安時代には、鴨川などの河川や鳥辺野・蓮台野・化野といった人里離れた山裾が葬送の地となっていた。そのため人々が亡くなった家族の霊を弔うために「お地蔵さん」を彫ったのが始まりかもしれない。 どの「お地蔵さん」もきれいにされて、季節の花が手向けられているのを見ると、生活の一部になっているのだなと思う。