京あれこれ
七十二候の第一候「東風解凍(はるかぜこおりをとく)」にあるように久しぶりに暖かい午後、廣隆寺まで散歩。隣接する東映太秦映画村の様子を垣間見ながら楼門へと歩を進める。講堂の辺りではオフシーズンのお庭の手入れ。境内には人影も少なくゆったりとできる。弁天社のある池のほとりの梅は、まだ大半は固い蕾のままだが、その中に一輪、春を待ちかねて…。上宮王院太子殿の花頭窓によく映えている。
今回は地蔵堂の腹帯地蔵尊を拝見。平安時代に弘法大師が作ったと伝わる地蔵尊は、とても大きな坐像だが、やわらかな面立ちをされている。