“ふだん着の秋”を探して

京あれこれ

紅葉も進み秋深まる京都。世界遺産の寺社や紅葉の名所には、再び多くの観光客が押し寄せてきている。しかし京都には、もうひとつ “ふだん着の秋” がある。
京都には、お庭に花だけでなく樹木を植えている家が多い。春は梅、桃、桜そしてハナミズキに木蓮。夏には百日紅といった花が、通りすがりの人の目も楽しませてくれる。金木犀の甘い香りが終わりに近づくと、桜の葉が赤く染まり始め、いよいよカエデが緑から朱に衣替え。少しだけ散歩の足を伸ばせば、"ふだん着の秋” がそこにある。
先日の散歩途中のこと。造園業のお宅の横を通りかかった時、とても鮮やかなカエデが石灯篭によく映えて…思わず “紅葉狩り"。

蓮華寺山門石塔越しの衣笠山少し離れた仁和寺は、観光客で大いに賑わっていたが、仁和寺と通りを隔てた「五智山 蓮華寺」境内はひっそりと静か。山門付近の紅葉が、秋の陽射しにキラキラと輝いている。不動堂付近から見える衣笠山は、まさに赤や黄色に染まっている。